アクセサリーの危険性と害

スポンサードリンク
アクセサリーの危険性と害

アクセサリーの危険性は…

害・危険性レベル2「警戒」

アクセサリーによる体への害としては、金属アレルギーを挙げることができます。

金属アレルギーとは

金属アレルギーは、金属イオンによって起こるアレルギーのことです。アクセサリーの場合は、材料の金属との接触によって引き起こされ、接触部分のかゆみと湿疹を主な症状とする接触皮膚炎かぶれ)を発症します。ただし、金属イオン自体は、アレルギーの原因物質アレルゲンではありません。金属から汗などによって溶け出した金属イオンが体内のタンパク質と結合し、そのタンパク質がアレルゲンとなって発症します。金属との接触から発症までの時間は、24時間から48時間と言われています。

アクセサリーによる金属アレルギーの実態

皮膚は本来、異物に対する防御壁の役割を果たしているため、皮膚上の金属イオンの影響が体内に及ぶことは少ないのですが、現実には、単純な金属との接触による金属アレルギーが少なからず発症しています。また、耳たぶにピアスホールを開けてから開孔部の皮膚が十分に再生していないうちに ピアスを使用した場合は、金属が皮下組織と直接接触し、金属アレルギーを発症しやすくなります。そのため、アクセサリーによる金属アレルギー患者は、ピアスによるものが最多となっています。
Pierced ear by Wikimedia Commons
現在、アクセサリーに使われている金属の中で原因金属になりやすいのは、ニッケルクロムです。プラチナなどもアレルギーの原因になり得ますが、その発症例はごくわずかだと言われています。もっとも、ニッケルは、ホワイトゴールド(金の合金)の素材として多用されてきましたが、アレルギー問題によってEU域内では合金のニッケル含有量が制限されるようになったため、日本国内でもアクセサリー用のニッケル合金の使用量は減少したようです。ただし、それに代わってパラジウムが合金材料として多用されるようになり、その増加とともにパラジウムを原因とするアレルギーが増加傾向にあると言われています。

アクセサリーの金属アレルギー対策は?

まず、アレルギー科皮膚科の専門医の診察を受け、検査によって原因金属を特定しましょう。金属を皮膚に密着させるパッチテストによって簡単に判明する場合もあります。原因金属が特定できない場合でも、アレルギーを起こさせないアクセサリーの身に付け方や治療法がないか医師に相談してみましょう。

金属アレルギー対策は、まず原因金属を特定すること。
それから自分に適したアクセサリーを選びましょう。

スポンサードリンク
サブコンテンツ

このページの先頭へ