牛乳の危険性と害(大人・子供・赤ちゃん)

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牛乳の危険性と害(大人・子供・赤ちゃん)

牛乳

牛乳の危険性は…

害・危険性レベル2「警戒」

ヨーグルトやチーズなどの乳製品は、栄養食品としても嗜好品としても人気の高い商品です。一方、牛乳は、若年層の牛乳離れが進んだことで消費が大きく落ち込みました。そのこととの関係は定かではありませんが、牛乳の危険性について過大視する近視眼的で信頼性に欠ける主張が多く聞かれます。ここでは、信頼できる牛乳の危険性情報について紹介します。

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大人への害は? 牛乳を飲むと下痢をする。

牛乳に含まれる主要な糖類の乳糖(ラクトース)は、小腸内に存在するラクターゼという酵素によって分解されることで吸収が可能となり、栄養素として活用することができます。しかし、日本人は元来、小腸内のラクターゼが少ない種族である上、ラクターゼは成長とともに減少します。そのため、牛乳を飲むと、分解吸収されない乳糖を多量に含んだ便が大腸に進み、浸透圧の関係で腸壁から水分が滲み出して、軟便下痢の症状が現れます。

このような状態を乳糖不耐症といいます。一種の体質であって病気ではありません。しかし、下痢をするだけでなく、乳糖を利用する腸内細菌によるガスの発生もあって、お腹が鳴って恥ずかしい思いをすることから、牛乳が飲めないという人や牛乳を使った料理が食べられないという人も多いと思われます。

子供・赤ちゃんへの害は? 牛乳アレルギーに要注意。

乳幼児の場合、極めて稀な先天性のものを除いて乳糖不耐症は見られません。乳幼児で心配なのは、牛乳アレルギーです。厚生労働省の調査では、全年齢で約20%の人が牛乳のアレルゲンを持っているという結果が出ました。また、乳幼児期には、牛乳が鶏卵と並んで食物アレルギーの二大アレルゲンとなっています。アレルギー反応の現れ方や程度は様々でしょうが、心配なときは病院でアレルギー検査を受けた方がいいでしょう。

大人は乳糖不耐症による下痢・軟便に注意。
乳幼児は食物アレルギーについて医師に相談を。

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