スノーケリングの危険性

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スノーケリングの危険性

スノーケリングの危険性は…

害・危険性レベル3「厳重警戒」

スノーケリングは、スノーケルマスク(水中眼鏡)、フィン(足ひれ)をつけて海面や浅い海の中を遊泳するマリンレジャーです。現在では、安全のために初心者のライフジャケット(救命胴衣)着用が一般的になっています。なお、スノーケルという名称は英語ですが、ドイツ語のシュノーケルという呼び名が先に普及した関係で、スノーケリングのことも和製英語でシュノーケリングとよく呼ばれています。

スノーケリングの事故は死亡率が高い。

スノーケリングは必要な機材が少なく、スキューバダイビングのようにCカード(ダイビング協会の認定証)も必要ないため、誰でも簡単に始められます。そこで、スノーケリングの知識を十分にもっていない初心者による事故が目立っています。
スノーケル+マスク
警察庁海上保安庁の資料によると、2015年に国内で発生したスノーケリングの事故による死者は30人(中学生以下は3人)でした。また、同年7月~8月前半の間だけで、スノーケリングの事故に遭った人数は37人、その内の22人が死亡しました。そのほとんどは、スノーケルに入った海水を飲み込み、パニックに陥ったことによる溺死と見られています。

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講習とライフジャケットで安全なスノーケリングを。

スノーケリング用のマスクは鼻まで被う構造になっていますので、間違って鼻から海水を吸い込むことはありません。しかし、スノーケルは、先端に浸水防止弁が付いていない限り、波などでパイプの中に海水がよく入ってきます。

現在販売されているスノーケルは排水弁付きタイプが主流であり、肺活量の小さい女性や子供でも、浸入した海水や溜まった唾液を楽に排出することができます。しかし、その方法を正しく理解していないと、不意の浸水に慌てて海水を気管に吸い込み、危険な状態に陥る可能性があります。

従って、初めてスノーケリングを体験するときは、かならずスノーケリング教室などでインストラクターから講習を受けてください。浸入した海水の排出方法などは、講習を受けると小学生でもすぐできるようになります。

スノーケリング4アイテム

初心者はかならずライフジャケットを着用してください。

スノーケリングを趣味としている人の多くは、けがや低体温を防ぐためにウェットスーツを着用しています。また、それによって適度な浮力を得ることができます。しかし、初心者の場合は、手軽に購入できるライフジャケットを安全のために着用してください。

船上や海難救助で使用するライフジャケットは厚みがあって浮力が大きく、意識をなくしていても顔が海面上に出て呼吸できる構造になっていますが、スノーケリング用のものは薄く、海面を遊泳しやすい構造です。フローティングジャケットスノーケリングベストという名称で販売されています。

なお、ライフジャケットを着用していると、その浮力で潜水することはできません。スノーケリングでスキンダイビング(エアタンクを使わない潜水)もしたいときは、そのための講習をまた受けてください。初心者がライフジャケットを脱いで潜水するのはたいへん危険です。

スノーケリング講習をかならず受けましょう。
ライフジャケットは初心者の必須アイテムです。

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