お菓子の危険性と害(大人・子供・赤ちゃん)
お菓子の危険性は…
つい癖になってしまう、美味しいお菓子。食べ過ぎると肥満の原因になるだけでなく、こわい病気を引き起こすかもしれません。特に注意したいお菓子の危険性を紹介します。
大人への害は?
マーガリンのトランス脂肪酸による生活習慣病
トランス脂肪酸は、善玉コレステロールを減少させて悪玉コレステロールを増加させ、心臓疾患をはじめとする生活習慣病のリスクを高めることが判明しています。植物油にはトランス脂肪酸がほとんど含まれていませんが、植物油からマーガリンの原料油を製造する過程で生成されます。マーガリンは、トランス脂肪酸がもっとも多く含まれる食品であり、パン・洋菓子・スナック菓子・生クリームなどでもよく使用されています。
ちなみに、バターの脂肪分の50%以上を占める飽和脂肪酸がコレステロール値の上昇を招き、血栓の原因となることで心臓疾患のリスクが高まるという学説が、半世紀以上にわたって定説となってきました。しかし、2014年にアメリカ内科学会の学術雑誌で発表された研究レポートにより、この学説を唱えた論文の欺瞞性が明らかにされ、飽和脂肪酸の摂取を抑制した食事法も否定されるようになりました。これまで植物性油脂のマーガリンにこだわってきた人も、パターやバター入りの菓子類を気にせず食べてください。
子供・赤ちゃんへの害は?
砂糖によるむし歯と砂糖の依存性による間食習慣
子供の乳歯はむし歯にかかりやすい上、いったんむし歯にかかると進行しやすいため、砂糖を多く使用している菓子類は大敵です。また、砂糖には酒・タバコと同程度の依存性があり、それによって子供が菓子類を食べ過ぎるようになると、栄養バランスを崩して大きな健康不安要因となります。
卵・牛乳・大豆などのアレルギー
菓子類によく使用されている卵・牛乳は、乳幼児期における二大アレルゲン(原因物質)です。また、大豆は年齢を問わず代表的なアレルゲンのひとつです。これらの食物アレルギーがある子供には、卵・牛乳・大豆だけでなく、乳製品や乳化剤の大豆レシチン・大豆サポニンも危険です。
大人は、生活習慣病の原因となる素材に注意。
子供は、砂糖の害とアレルギーに気をつけて。
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