遺伝子組み換え食品の危険性と害(大人・子供・赤ちゃん)
遺伝子組み換え食品の危険性は…
遺伝子組み換え食品とは、バイオテクノロジーの遺伝子組み換え技術によって在来品種を改良した食用作物のことです。食品に限らず、家畜のための飼料用作物、観賞用の園芸作物、林業用の樹木などでも遺伝子組み換え作物がすでに数多く開発され、世界各地で栽培されています。
遺伝子組み換え食品は大量に輸入されている
国内では、環境保護と消費者団体などへの配慮から、遺伝子組み換え作物の販売目的の栽培はほとんど行われていません。しかし、トウモロコシ・大豆などの穀類を中心に、大量の遺伝子組み換え作物が輸入されています。トウモロコシは主に飼料用ですが、大豆はすべて食用です。食料の輸入大国・日本は、遺伝子組み換え作物の輸入でもすでに世界のトップクラスと言えるでしょう。
遺伝子組み換え食品の安全チェックはだいじょうぶ?
日本政府は、1999年にコロンビア・カルタヘナの国際会議で取り交わされた条約に基づき、2004年に遺伝子組み換え生物の使用などに関する規制法(通称「カルタヘナ法」)を施行し、遺伝子組み換え作物の栽培・販売などを規制しています。また、その前年に制定された「食品安全基本法」に基づいて食品安全委員会が組織され、約100人の科学者・医師からなる専門調査会によって、遺伝子組み換え作物の安全審査が行われています。安全性が確認されて審査をパスした作物は、2014年4月現在、8作物290品目に上っています。なお、東京都も独自に動物実験などで一部の遺伝子組み換え食品の安全検査を行い、その結果を公表していますが、これまでに危険な食品は発見されていないようです。
大人・子供・赤ちゃんへの害は?
遺伝子組み換え作物に対する批判的意見は数多くありますが、少なくとも食品の安全面に関しては、現在までのところ問題ないようです。
これまでに輸入・販売された遺伝子組み換え食品は
安全確認済み。