増粘多糖類の危険性と害(大人・子供・赤ちゃん)

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増粘多糖類の危険性と害(大人・子供・赤ちゃん)

増粘多糖類の危険性は…

害・危険性レベル2「警戒」

増粘多糖類にはさまざまな種類があり、飲料・食品に粘性や接着性を与えるための食品添加物です。その用途には、粘り・とろみを付ける「増粘剤」、形が崩れないようにする「安定剤」(品質保持剤)、ゼリー状に変化させる「ゲル化剤」の3種類があります。植物より抽出したり、醗酵させたりして得られる天然由来のものが大半を占めていますが、有機化合物の加水分解化学合成によって生産されるものもあります。

大人・子供・赤ちゃんへの害は?

食品添加物としての認可を受けている増粘多糖類は、以下の通りです。

増粘多糖類の種類と代表的な使用例

  ペクチン【ゲル化剤、安定剤】              ジャム、ゼリー
  グアーガム【増粘剤、ゲル化剤、安定剤】      アイスクリーム、和菓子
  キサンタンガム【増粘剤、安定剤】           あんかけ、ドレッシング
  タマリンドガム【増粘剤】                 ソース、ドレッシング
  カラギーナン【増粘剤、ゲル化剤、安定剤】     ゼリー、プリン
  プロピレングリコール【安定剤】             麺類、珍味
  カルボキシメチルセルロース【増粘剤、安定剤】  アイスクリーム、乳酸菌飲料

以上の増粘多糖類の中には、動物実験の結果から有害である可能性が指摘されているものもありますが、実際に健康被害の発生が認められたものはありません。ただ、健康被害に関する研究実績が乏しい物質もあるようですので、将来的に有害性が認められる可能性を無視できないという点から危険レベル2としておきます。

なお、増粘多糖類を1種類だけ使用している商品の場合、原材料欄の表記法は、「ゲル化剤(ペクチン)」のように用途名と物質名を表記することが基本になっています。しかし、2種類以上の増粘多糖類を含む場合は、簡略化して単に「増粘多糖類」とのみ表記されています。

増粘多糖類はいずれも食品添加物としての安全性が認められた物質です。

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