Windows XP / Vista を使い続ける危険性
Windows XP / Vista を使い続ける危険性は…
マイクロソフトのサポート終了による危険性
Windows XP と Vista は、すでにマイクロソフトのサポートが終了しています。サポートの終了とは、サポートサイトの Windows Update から Windows 関連の修正ソフトがダウンロードできないことを意味します。
修正ソフトには、Windows や Internet Explorer など付属アプリの誤動作を改善したり機能を向上させたりするためのものも含まれますが、多くはそれらのセキュリティの脆弱性を修正するためのソフトです。実際、XP のときもそうでしたが、最新の 10 や 8.1 でも、提供される単体ソフトの大半はセキュリティの脆弱性に関する修正ソフトです。
セキュリティの脆弱性とは、ウイルス、スパイウェアなどマルウェア( malware = malicious software 悪意のあるソフトウェアの略)の被害やネット上からの不正浸入を許してしまうプログラム上の弱点があるということです。Windows XP と Vista は、その弱点を修正するソフトが提供されなくなったことで、今後新たに見つかった弱点を突くマルウェアやクラッキング(不正なハッキング)の被害を受けやすくなることが心配されます。
Windows XP / Vista を使い続けるためのセキュリティ対策
Windows XP と Vista に対しても、Windows Update による唯一のセキュリティサービスとして、無料ソフトの「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」が毎月リリースされており、自由にダウンロードすることができます。このソフトは、パソコンにインストールするとバックグラウンドでドライブをスキャンし、マルウェアを発見すると自動的に削除して、感染情報を匿名データでマイクロソフトに送信します。マイクロソフトによるとかなりの削除実績を挙げているようですが、マルウェアやクラッカーによる即時的な攻撃には対処できません。
Windows XP と Vista を安心して使い続けるためには、信頼性の高い優秀なセキュリティソフトをインストールしなければなりません。それにふさわしいソフトとして推奨できるのが、〈 McAfee 〉マカフィー アンチウイルスと〈 Symantec 〉ノートン セキュリティです。マカフィー(インテルの100%子会社)とシマンテックは、どちらもカリフォルニアに本社を置く老舗であり、グローバルな IT セキュリティ業界のリーディングカンパニーです。特にマカフィーは、Windows 95 のころにはすでに法人・一般ユーザーを合わせて60%以上の世界的なシェアを獲得しており、ユーザーからの大量のウイルス情報をリアルタイムで自動的に収集するシステムを確立し、新種・変種ウイルスのデータソフトを迅速にリリースするという点でどこよりも優れています。現在、マカフィー アンチウイルスの最新データソフトは、1日に2回、自動的にダウンロードされ、バックグラウンドで静かにインストールされます。
なお、マカフィーとシマンテックのどちらにも言えることですが、1台のパソコンに複数のセキュリティソフトをインストールすると、競合して動作不良の原因となります。新しいセキュリティソフトをインストールするときは、それまでに使用していた競合ソフト(「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」は除く)をアンインストールしてください。また、ファイアウォールについても、マカフィー アンチウイルスやノートン セキュリティをインストールする前に、Windows ファイアウォールをコントロールパネルのセキュリティセンターで無効にし、マカフィーやノートンのファイアウォールを使用してください。Windows ファイアウォールと共存できる場合もあるようですが、その場合でも最新のファイアウォールだけを機能させた方が管理しやすく安心です。
マイクロソフトのサポートがなくても安心して使えます。
ただし、信頼性の高いセキュリティソフトが必要です。
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