グリシンの危険性と害

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グリシンの危険性と害

グリシンの危険性は…

害・危険性レベル1「注意」

グリシンは、タンパク質の構成要素となるアミノ酸の一種です。多種多様なアミノ酸の中でもっとも単純な構造をした基本的なアミノ酸であり、体内で必要とされるさまざまな有機化合物の原料となります。しかし、人間の体には他のアミノ酸からグリシンを合成する機能が備わっていますので、グリシンは食品から摂取しなければならない必須栄養素ではありません。

 グリシンの健康上の有用性

人間の体内では、グリシンを原料としてタンパク質をはじめとする数々の有機化合物が生成されます。もっとも代表的で重要な有機物がコラーゲンです。コラーゲンは骨や皮膚を構成するタンパク質の一種で、骨・軟骨・腱・靭帯や皮膚の真皮に特に多く含まれ、その組織に弾力性を与えています。なお、これらのコラーゲンは、すべて体内でグリシンから合成されます。食品に含まれているコラーゲンは、他のタンパク質と同様に、消化酵素によってアミノ酸などに分解されてから吸収されます。コラーゲンのままで体内に吸収されることはありません。

グリシンは、コラーゲンの原料となる以外にも、筋肉中にエネルギー源として蓄積されるクレアチンや一部の抗酸化物質の原料としても活用されている有用なアミノ酸です。しかし、近年、味の素によってグリシンにノンレム睡眠(深い眠り)を促進する機能のあることが発見され、睡眠の質を高めるアミノ酸としてサプリなども発売され、改めて注目を集めています。

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 食品添加物やサプリのグリシンの危険性は?

グリシンには甘味・旨味があり、細菌の活動を抑制する作用もありますので、調味料食品添加物としても広く使用されています。コンビニ弁当・おにぎりにはごく普通に使用されていて、ほとんどの人が口にしているはずです。しかし、グリシンによる健康被害については特に報告がないようですので、十分に安全な物質と言えるでしょう。

グリシンは、安全で有用なアミノ酸です。

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