ソルビン酸カリウムの危険性と害

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ソルビン酸カリウムの危険性と害

ソルビン酸カリウムの危険性は…

害・危険性レベル2「警戒」

ソルビン酸カリウムは、食品衛生法で保存料としての使用を認められている食品添加物です。カビ・酵母など、酸素を利用する真菌類の増殖を抑制する効果があります。水に溶けやすく、使いやすい保存料であるため、非常に多くの加工食品で使用されています。

 ソルビン酸カリウムがよく使用されている食品

ソルビン酸カリウムは使用される食品(飲料を含む)の種類が非常に多いため、食品の種類ごとに製品1kg当たりの使用量の上限値が細かく規定されています。ただし、他の保存料など特定の食品添加物を併用する場合は、その合計使用量の上限値が設定されています。

食品種類別 ソルビン酸カリウムの使用量上限値 (※一部食品名は分かりやすく書き換えています。)

3.0g/kg     ・プロセスチーズ        

2.0g/kg     ・ウニ    ・魚肉練り製品    ・鯨肉製品
              ・畜産加工肉 (ハム、ソーセージ)

1.5g/kg     ・イカの燻製     ・タコの燻製

1.0g/kg     ・粕漬け、麹漬け、塩漬け、醤油漬け、味噌漬けの漬け物
              ・たくあん     ・魚介の干物 (イカ・タコの燻製を除く)
              ・佃煮     ・煮豆     ・味噌     ・キャンデッドチェリー
              ・マーガリン     ・ジャム     ・シロップ     ・ニョッキ
              ・あん (菓子用の餡)     ・フラワーペースト (パン・菓子用)
              ・果実ペースト (菓子用)     ・果汁 (菓子用)

0.50g/kg    ・酢漬けの漬け物     ・ケチャップ     ・干しすもも
              ・たれ     ・つゆ     ・スープ (ポタージュは除く)

0.30g/kg    ・甘酒 (3倍以上に薄めて飲用にするもの)
              ・発酵乳 (乳酸菌飲料の原料)

0.20g/kg    ・果実酒     ・発泡酒

0.050g/kg   ・乳酸菌飲料 (殺菌したものと原料の発酵乳は除く)

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 ソルビン酸カリウムの危険性について

食品から摂取したソルビン酸カリウムによる健康被害の報告は見受けられません。しかし、使用される食品が非常に豊富であるため、多数の食品から一度に摂取し過ぎてしまう可能性を懸念する意見も聞かれます。気になる人は、原材料欄の「保存料」として「ソルビン酸K」または「ソルビン酸」と表記されている食品を控えた方が良いでしょう。

食品中のソルビン酸カリウムによる被害報告はない。
しかし、複数の食品から過剰摂取する可能性はある。

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