おもちゃの花火の危険性と害

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おもちゃの花火の危険性と害

おもちゃの花火の危険性は…

害・危険性レベル3「厳重警戒」

花火は夏の風物詩です。全国各地で開催される花火大会も楽しみですが、家族や友達同士で遊ぶおもちゃの花火もコンビニのお蔭でずっと身近なものになりました。

子供に多いおもちゃの花火によるやけど

しかし、おもちゃの花火が身近なものになったため、夏は花火による子供のやけどが多く発生する季節になりました。独立行政法人の国民生活センターでは、全国自治体の消費生活センターや各地の協力医療機関から各種商品に関係する人身事故の情報を収集していますが、花火による人身事故については毎年60件前後が報告され、そのほとんどが夏に発生しています。また、10歳未満の子供の事故が多く、特に5歳以下の幼児のやけどが際立って多くなっています。この事故被害の件数は医療機関を受診したものの一部であり、実際の発生件数は遥かに多いと思われます。

花火の不適切な取り扱いが主な事故原因

おもちゃの花火による事故には、花火の欠陥が原因で発生したものもあります。そのような欠陥商品によって被害者が重症を負った事例については、消費者庁が重大製品事故として公表しています。しかし、2012年以降、おもちゃの花火の重大製品事故は発生していません。国民生活センターが把握している花火の人身事故のほとんどは、使う人の不注意や過失など花火の不適切な取り扱いが原因で発生しています。

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安全で楽しい花火遊びのための注意点

おもちゃの花火でけがをするのは、大半が幼い子供たちです。そのほとんどは軽いやけどですが、重度のやけどや失明した不幸な事故も起きています。子供と一緒に花火で遊ぶときは、以下のことに留意して、花火の安全な遊び方を子供が理解するように教えてあげましょう。

A 花火で遊ぶ前の準備

・燃えやすい物がない広い場所を選ぶ。

・水を入れたバケツとごみを入れる袋を用意する。

ローソクとローソクを立てておく空き缶やカップ、または線香蚊取り線香を用意する。

・つぶれたり変形したりした花火は危険なので、あらかじめ取り除いておく。

花火本体やパッケージに書かれている使用方法警告注意などをあらかじめ読んで理解しておく。

B 花火に点火するときの注意

・マッチ、ライター、チャッカマンは使わない。 → 炎が大きい場合や安定していない場合、間違ったところに火がつく危険性があります。炎の安定しているローソクか、線香または蚊取り線香で点火してください。

・打ち上げ花火や噴き出し花火が点火しないときや途中で火が消えたとき、上からのぞき込まない。

・手持ち花火は人のいない方に向けて点火する。花火遊びb

C 幼児に手持ち花火で遊ばせるときの注意

・初めての子供には、大人が後ろから手を添えて教えてあげましょう。

・火のついた花火を人に向けない、消えた花火は水の入ったバケツに捨てるなど、大人が手本になって花火遊びのマナーやルールを学習させましょう。

子供にマナーやルールを教えるのは大人の務めです。
幼児のときから花火の安全な遊び方を教えましょう。

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